ラスボラ、ラスボラ類は、コイ目 コイ科 ダニオ亜科(ラスボラ亜科)に属する小型の魚のグループで、東南アジアを中心に分布する淡水魚である。世界中で観賞魚として広く親しまれている。性質がおとなしいため他種と同じ水槽での混泳が可能であり、人工餌をよく食べ、飼育が容易で取り扱いやすい。
かつては、ラスボラ属 (Rasbora) に分類されていた魚の総称として用いられていた。しかし、この分類が細分される動きがあり、1993年に新属のボララス属 (Boraras)として5種を、1999年にこれも新属のトリゴノスティグマ属 (Trigonostigma)として4種、スンダダニオ属 (Sundadanio) として1種を、それぞれラスボラ属から分離する考え方が提唱された。
ミクロラスボラ属 (Microrasbora) の魚は、上記とは別に、ミクロラスボラの通称で呼ばれる。